テーマは
「人柄から夏目漱石を知る。好きになる。」
夏目パージアムは、漱石の人柄という切り口から「旅先で出会う文学の入口」を提供する新感覚のポップな文学ミュージアムです。文学ファンはもちろん、これまで漱石作品を読んだことがない皆さまにも楽しんでいただける場所を目指します。
館内は5つのエリアに分かれており、「パーソナリティを知る」→「作品の世界観に触れる」→「漱石と話してみる」→「作品を読む」→「興味を広げる・深める」という流れで、夏目漱石について知り、漱石と熊本との結びつきを感じながら楽しんでいただけます。
常設展示
常設展示
パーソナリティを知る
漱石の人柄エピソード
夏目漱石の人柄や熊本との関わりを、8つの視点から紹介します。
ペンネームの由来や愛用品に触れ、意外な一面、教師・作家としての暮らしぶり、家族や人との関係性をたどります。漱石がつくった英文問題に挑戦したり、漱石の髭に触れる体験展示も。また、『草枕』など熊本を舞台にした作品や俳句の解説や熊本で7回引っ越しをした漱石の旧居やゆかりの地をたどることができる漱石マップを通して、漱石と熊本の深い結びつきを感じていただけます。
作品の世界観に触れる
漱石シアター「ある猫の白昼夢」
漱石シアターでは、漱石が残した代表作や熊本にゆかりのある作品の世界観を約5分間の映像でご紹介します。漱石という人物の次は、高さ2.1m×幅6.3mの大画面による没入感とともに漱石が残した作品の世界に触れてみてください。
話してみる
「聞いてください、夏目先生!」
人望が厚く来客がひっきりなしだった夏目漱石は、自分の時間を確保するために来客を木曜日15時からだけ受け付けるルールを設けました。その結果、木曜になると教員時代の教え子や漱石を慕う若手文学者が集まり、さまざまな議論や交流が行われる文化サロンとして機能。やがて「木曜会」と呼ばれるようになりました。来客たちは、真剣な相談からくだらない雑談まで様々な話を漱石へ投げかけていたそう。
ここでは、そんな漱石とお話ができます。今日の晩飯から人生の悩みまで、どんな質問にだってきっと真剣に答えてくれるはず。先生のお宅にお邪魔するつもりで、取りとめのない話から会話を始めてみましょう。
作品を読む
新訳『草枕』の世界
熊本ゆかりの漱石作品といえば「草枕」です。
同作は漱石の作品のなかでも読み解くのが難しい作品のひとつとも言われています。そこで、夏目パージアムでは、現代の作家による「草枕」の新訳プロジェクトをスタートしました。様々なジャンルで活躍する現役の作家陣が、原作の全13章を分担してリレー形式で新訳「草枕」を更新していきます。
初回の1・2章を担当するのは詩人の最果タヒさんです。今を活躍する作家陣が手掛ける新訳を入口に「草枕」の世界をお楽しみください。
最果タヒさん コメント
夏目漱石の文章は私にとって静かにそこにある湖のようです。端正であるのに、そこにはいつも、ゆらぎがある、人の心臓の音のような、何かが聞こえる。湖面が、人の目ではわからないほど、小さく淡く波打っている。確かに、人の手で書かれたものだと、そのゆらぎを感じるたびに思うのです。私はそのゆらぎが好きで、そうしてゆらぎを、自分の言葉の中にも、呼吸として、残していくことを大切にしたいと思いました。とても緊張するけれど、澄んだ心地よい空気の中を、泳げたような気がします。よかったら、読んでみてください。
Website: http://tahi.jp
企画展示
企画展示
第1回企画展
「100人による、私だけの漱石。」
開催期間
2026.2.11 – 2026.7月下旬
夏目漱石。その魅力は、生き方、性格、ふるまい、そして言葉の端々にまで宿っています。この企画展示では、漱石に惹かれてやまない著名人から地域の読者まで、それぞれが「私だけの漱石」を語ります。
企画1100の言葉でつくる、漱石辞典
「漱石をひとことで表すと?」という問いに、年齢や立場の異なる人たちが答えました。集まった100の言葉を並べることで、夏目漱石が、さまざまな視点や思いの中で語られてきたことが見えてきます。最後には来場者参加型コーナーも。
企画2漫画家・香日ゆら先生描き下ろし 4コマ「私と夏目金之助」
夏目漱石の作品からではなく、一人の人間・夏目金之助に惹かれたという出会い。夏目漱石を題材にした漫画作品を手がけてきた漫画家・香日ゆら先生が、ご自身の経験と夏目金之助の魅力を描き下ろしの4コマで紹介します。
ショップ
ショップ
ミュージアムショップ
漱石はアートにも造形が深く、自筆の絵葉書を送ったり、装丁を自身で手掛けたこともありました。『吾輩は猫である』をはじめとした漱石作品の初版本のデザインを基に制作したオリジナルグッズなどを販売しています。来場者や宿泊者のお土産はもちろん、熊本の観光客の皆さまにもお立ち寄りいただけるショップです。
グッズについて
漱石は装丁に並々ならぬこだわりを持ち、時代の最先端をゆく画家に装丁を託したり、時には自ら筆を執って挿絵を描いた。
その100年前の「モダンな美意識」を、膨大なアーカイブの中から厳選しました。
『吾輩は猫である』を中心とした、可愛らしかったりエッジの効いたデザインは、バラエティ豊かで遊び心たっぷり。
小説だけでは語り尽くせない漱石のセンスを、多くの方に見ていただきたく、さまざまなアイテムに展開しました。
時を超えても古びない、その魅力をぜひお手元に。
コッツウォルズティールーム
併設するコッツウォルズティールームでは、夏目漱石が好きだったジャムとあんこをつかったメニュー「漱石ティータイム」や、夏目漱石をイメージした紅茶もご用意しております。
Website: https://cotswoldstearoom.com/
概要
夏目パージアム
熊本県熊本市中央区下通1-7-18 ホテルタウ熊本1F(GoogleMaps)
開館時間: 10:00〜18:00(最終入館17:30)
休館日: 不定休(インスタグラムにてお知らせします)
入館料: 大人1,000円、中高生500円、小学生以下無料 ※
電話番号: 096-322-2211
- いずれも税込価格
- ご宿泊の方は無料
消費税込み 円
パージアムって、なに?
Personality(人柄)とMuseum(博物館)をかけ合わせた造語、それが「パージアム(Perseum)」です。
パージアムは、「その人って、いったいどんな人物だったの?」というパーソナリティを入り口に、偉人の魅力にふれていく、新しいかたちの展示施設です。偉人の名前は知っているけれど、どこか遠い存在に感じる……そんな方にも、気軽に楽しんでいただけるように。まずは人柄を知り、ちょっと好きになる。そのきっかけを届けたいと思っています。もちろん、すでにファンという方にも、いつもとはちがう角度から、その人物をあらためて見つめ直す時間をお届けできれば――。そんな思いで、パージアムはつくられました。
クレジット
- 企画プロデュース
- 株式会社ひらく 深井航 / 上田朱音 / 奈良部紗羅
- 空間デザイン
- 株式会社オンドデザイン 馬頭亮太 / 盛田彩乃
- ミュージアムロゴ・VI計画・グッズデザイン
- キギと創造株式会社 植原亮輔 / 渡邉良重 / 小泉頸介 / 久保千優 / 松本絵理 / 渡辺彰吾
- エピソード展示監修
- 玉名市草枕交流館 館長・熊本大学五高記念館 元 客員准教授 村田由美
- AI企画・開発
- Konel Inc. / sync.dev
- 展示イラストレーション
- 豊島宙
- 制作協力
- 有限会社奥松かつら
崇城大学 芸術学部 美術学科 教授 清島浩徳 - 出力
- プリンター宮 宮照幸
有限会社ミヤアートグラフィック 宮田善備 / 坂本真史 - プロジェクタ機材
- 株式会社ダイナミックスカスタマイズ
- 設計・製作
- 37design / STIR design / SOTO-CUL
- Web制作
- 株式会社グライドアーツスタジオ 今村一生
- 写真
- 白木世志一
- 施工
- 株式会社岩永組 山崎幸彦
- 事業主・運営
- 株式会社谷脇ビル 佐藤達郎
HOTEL TAU, KUMAMOTO - 協力
- 熊本市
- 関係機関
- 総務省
- SPECIAL THANKS
- 谷脇源資 / 谷脇ユミ子 / 谷脇美代子
順不同・敬称略
















